Revitalize! - 再活性化のために -

一般社団法人日本医療福祉設備協会主催の「第53回日本医療福祉設備学会」は、2024年11月29日(金)、30日(土)の2日間、一橋講堂(学術総合センター内)において開催いたします。 今回から、会場と日程を変更いたします。

本年も、昨年と同様に学会単独での開催となり、学会会場の一角に厳選した展示と情報交換の場を提供し、学会を盛り上げていきたいと考えております。

医療と福祉の現場はCOVID-19パンデミックによる疲弊から立ち直りつつありますが、「2024年問題」は、医療界に対してさらに負荷をもたらすことが考えられます。医療・福祉の現場で働く職員は『再活性化』が求められています。

また、近年の医療におけるICTの活用は医療・福祉の設備に変革を求めています。特に無線通信の導入を進めると共に物流の自動化を図るには、病院建築に新たな要求を突き付けていると考えます。即ち、病院の建築と設備にも『再活性化』が求められています。

今回の学会は日程を金曜日と土曜日にすることで、より多くの医療関係者の参加を促し、現場の意見もお聞かせいただきたいと考えます。日本医療福祉設備協会は創立から71年目となり、学会の「場所」と「日程」が共に変わることで、協会・学会においても『再活性化』の緒となればと考えております。

これらすべてにおいて新しい姿を目指し、今あるものを新たな形に変えて行く決意を示したいと考え、学会のテーマを「Revitalize! - 再活性化のために -」としました。Revitalizeという単語は「変化」「変革」を表す英単語の中から、医療にも関係するVital(バイタル)という言葉を含むものを選択し、医療以外の業界ではあまり知られていない単語なので、日本語で『再活性化のために』を付け加えました。

今回の学会をきっかけとして、皆様と皆様の職場の『再活性化』につながることを期待しております。

今後、副学会長の中田 康将氏(清水建設株式会社)、新 秀直氏(東京大学医学部附属病院)とプログラム委員が一体となり、皆様にとって有意義で魅力ある学会となるよう努力してまいります。

今学会で、医師、看護師や臨床工学技士等を含む医療福祉に係る関係者、施設管理者、建築・設備設計者、施工者、医療機器メーカーや医療系コンサルタントの方々、学生の皆様に積極的なご参加をいただき、活発な意見交換の場としていただければ主催関係者の望外の喜びです。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

第53回日本医療福祉設備学会
学会長 花田 英輔
佐賀大学 理工学部 数理・情報部門 教授
HEAJ理事