『レジリエントな医療福祉のために』

一般社団法人 日本医療福祉設備協会 主催の「第54回 日本医療福祉設備学会」は、2025年11月28日(金)・29日(土)の2日間、一橋講堂(東京都千代田区)において開催いたします。
『レジリエントな医療福祉のために』
上記を、今学会のテーマとさせていただきました。
今、医療福祉を取り巻く環境はとても厳しいものとなってきています。
益々の少子高齢化や働き方改革による働き手不足、患者の高齢化による医療福祉ニーズの変化、コロナ禍以降の患者数の減少、甚大化する自然災害等への対応、建設費や材料費・エネルギーコストなどの物価高騰・・・。
そういった様々な逆風の吹く環境の中で、医療福祉の継続をどう支えていくか、今をどう乗り越えていくか、私達ができることを議論したいと考えます。
レジリエントという言葉は「弾力性のある・柔軟性がある」という「しなやかさ」を意味します。今のこの逆境を柔軟に受け止めるだけでなく、跳ね返す力を持ち、強靭な体制を構築して成長し続けることが、医療福祉のサステナビリティにつながります。
本協会・学会も今の置かれている状況に「しなやかに」対応していくために、これまでの学会の意義や運営を再確認し、学会の活発化につなげていきたいと考えます。
今後、小林・宮崎両副会長と医療関連の幅広い分野のプログラム委員の皆さんとプログラムを充実させ、ご参加いただく皆さんにご興味を持っていただける企画を考えてまいります。
また、今回も前回と同様に学会単独での開催となるため、学会会場の一角に厳選した展示と情報交換の場を提供し、学会を盛り上げていきたいと考えております。
今学会で、医師、看護師や臨床工学技士等を含む医療福祉に関わる関係者、施設管理者、建築・設備設計者、施工者、医療機器メーカーや医療系コンサルタントの方々、学生の皆様に積極的なご参加をいただき、活発な意見交換の場としていただければ主催関係者の望外の喜びです。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
