『危機を乗り越えるホスピタルエンジニア』
謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さてこのたび、一般社団法人日本医療福祉設備協会(HEAJ)主催の「第55回 日本医療福祉設備学会」を、2026年11月27日(金)・28日(土)の2日間、一橋講堂(東京都千代田区)において開催することとなりました。
第55回の設備学会ではテーマを『危機を乗り越えるホスピタルエンジニア』としました。今日のわが国の病院は、さまざまな危機が取り巻く厳しい状況下にあります。これらの危機を乗り越えてゆくために、ホスピタルエンジニアが果たす役割は大きいと考え、学会テーマとして設定した次第です。
[災害という危機]地震や水害など自然災害に多く見舞われるわが国では、災害発生時にも病院機能が止まらずに継続することが重要です。建築設備面からの災害対策・事後対応、病院の事業継続について考えたいと思います。
感染という危機]COVID-19パンデミックでは「換気の悪い密閉空間」がリスク要因とされ、室内の換気について関心が高まりました。HEAJが刊行している病院設備設計ガイドライン・空調設備編(HEAS-02)は建築設計者の指針となっていますが、あらためて感染管理における建築設備・施設管理の役割について考えたいと思います。
[物価高騰という危機]近年の物価高騰は病院の施設整備に大きく影響しています。病院はエネルギー消費量が大きいため、維持管理費用を抑える省エネルギー化が求められています。施設の維持管理と物価高騰という観点から考える機会を設けたいと思います。
設備学会は学際的な集いであることが特徴で、医療機器メーカーや建築関係者だけでなく、医師・看護師・臨床工学技師など多くの臨床家にも参加いただいています。病院にかかわる多種多様な領域の専門家・実践者のニーズに応える企画セッション(講演・シンポジウム)、一般演題セッションについて準備を進めています。
また今回も前回と同様に、学会会場の一部において企業展示・情報交換の場を設け、参加者どうしの交流を盛り上げていきたいと考えております。
このたびの設備学会において皆様に積極的なご参加をいただき、活発な意見交換の場としていただければ主催関係者の望外の喜びです。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
第55回 日本医療福祉設備学会
学会長 小林 健一
国立保健医療科学院 上席主任研究官
HEAJ理事



