2022/05/16

今年も過去問解説!! ホスピタルエンジニア(CHE)認定試験

新年度となり、今年もホスピタルエンジニア(CHE)認定試験の季節がやって参ります。
今年の試験合格に向けて、早めの準備を!

過去問1:JIS T 1022で定める緑色のコンセントの電源種別はどれか。

  •  (1)商用電源
  •  (2)一般非常電源
  •  (3)特別非常電源
  •  (4)無停電非常電源

正 解(4)無停電非常電源

解 説 JIS T 1022(病院電気設備の安全基準)に関連する問題は過去にも数多く出題されています。このJISには法的強制力があるわけではありませんが、病院の電気設備を考えるうえでは重要な基準となります。この問題は非常電源のコンセントの色を問う問題となります。病院のコンセントは、商用電源(白:停電する)、一般非常電源(赤:停電するが、40秒以内に自家発電装置から送電される)、特別非常電源(赤:停電するが、10秒以内に自家発電装置から送電される)、無停電非常電源(緑:停電しない)の4種類があります。この問題では、緑色のコンセントが問われていますので、(4)無停電非常電源が正解となります。

過去問2内容積3.4ℓの酸素ボンベのゲージ圧力が10MPaを示していた。1分間当たりの酸素使用量が4ℓの場合、使用できる時間はどれか。

  •  (1)55分
  •  (2)85分
  •  (3)105分
  •  (4)120分

正 解(2)85分

解 説 計算問題なので、理解できていればいろいろなバリエーションにも対応でき、得点源となり得る問題とも言えます。医療用酸素ボンベは内容積により3種類の酸素ボンベが使用されています。酸素を必要とする患者さんを移送する場合には、一番小型ということもあり、内容積3.4ℓ(最大充填量500ℓ)の酸素ボンベが多く使用されます。この問題では、今ある酸素ボンベでどのくらいの移動が可能かを見積もるための計算問題となります。
計算方法は表示される圧力単位によっても異なりますが、ここでは、MPa表記の場合の計算方法を解説します。
ボンベの内容積が3.4ℓ、その中に10MPaの圧力で充填されていることが、問題文から読み取れます。従って、3.4ℓ×10 MPa=酸素の量と思われがちですが、10気圧≒1MPaとなりますので、我々が生活している1気圧での酸素の量に換算する必要があります。よってさらに10倍して、3.4ℓ×10 MPa×10=340ℓがボンベに残っている酸素量ということになります。それを、4ℓ/分で使用するので、340ℓ÷4ℓ/分=85分という回答となります。
酸素ガス残量=ボンベ内容積(ℓ)×圧力計指示値(MPa)×10 という公式が成り立ち、1分間に使用する酸素の量によって、使用できる時間が変化するということになります。

過去問3:医療ガス設備のピン方式アウトレットバルブで吸引はどれか。

正 解(4)

解 説 医療ガス設備は誤接続を防ぐために、その種別ごとにアウトレットバルブの形と色が決まっています。一部酸素ボンベと違う色となっているので、混同しやすいので、注意しましょう。(1)酸素【緑色】 (2)亜酸化窒素【青色】 (3)圧縮空気【黄色】 (4)吸引【黒色】のアウトレットバルブを示していますので、正解は(4)の図となります。

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