利益相反(COI)管理に関する指針


 一般社団法人日本医療福祉設備協会(以下,日本医療福祉設備協会という)は, 1953年に病院設備の研究,改善および普及を図ることを目的に設立され,それ以降,約70年にわたって保健医療福祉の発展に貢献している。 この目的を達成するために,日本医療福祉設備協会では,学術大会・研修会・講演会等の開催,会誌および学術図書の出版,国内外の関連諸学会・ 各種団体等との交流ならびに協力活動,認定ホスピタルエンジニアの育成など,様々な活動を行っているが,このなかで産学連携による研究・開発も行われている。

 産学連携による研究・開発では,教育研究機関や学術団体などが特定の企業の活動と深く関係することになり, 研究・開発によって得られる成果の社会への還元(公的利益)だけではなく,産学連携によって得られる金銭,地位,利権など(個人的利益)が発生する場合がある。 この2つの相反する利益が生じる状態は,利益相反(COI:Conflict of Interest)状態と呼ばれている。産学連携活動を推進すれば推進するほど, 多くの利益相反状態が生じることは避けられなくなる。このため,研究・開発を行う教育研究機関や学術団体は, 組織としてこの利益相反状態を適切に管理していかなければならない。

 すでに,医学に関係する多くの学術団体では,研究・開発の公正・公平性の維持, 学会発表での透明性・信頼性の保持を図りつつ,研究・開発を適切に推進するため,研究の利益相反管理に関する指針を策定している。 日本医療福祉設備協会においても,会員などの利益相反状態を適切に管理するために「利益相反管理に関する指針」を策定した。