あなたのそばの設備協会HEAJ

お知らせ

2021/09/30

過去問解説!!ホスピタルエンジニア(CHE)認定試験

認定ホスピタルエンジニア(CHE)の試験は年1回行われています。特別な受験資格はありませんが、指定講習会の全項目の受講が受験の条件となります。例年、午前・午後に分けてそれぞれ、四肢択一60問、マークシート方式で80分間の試験となります。単純計算で、1問80秒で回答しなければなりません。ただし、それほど難しい問題ばかりではないので、解けそうな問題を効率よく回答していくことが重要です。

また、基本的なことですが、マークシートの塗りつぶしや受験番号、氏名などの必要項目の記載は必須となります。しばらく、試験から遠ざかっている人も学生の頃の感覚を思い出し、ぜひチャレンジしてください。定員が決められているのでお早めに申し込みを!

出題範囲としては、指定講習会のテキスト及び講習会でのスライド内容からの出題となります。特に、講習会でのスライドの内容から出題されることが多いですので、指定講習会では、居眠りをせずスライドを凝視することが必須です。

では、実際の過去問題を3問ほど考え方のポイントもふまえて解説します。

過去問1:末端の給水栓で行う残留塩素の測定周期はどれか。

  •  (1)7日以内
  •  (2)14日以内
  •  (3)1カ月以内
  •  (4)3カ月以内

正 解:(1)7日以内

解 説:給水設備の維持管理として残留塩素の測定は定期的に行う必要があります。給水栓における残留塩素の測定は、7日以内ごとに1回定期的に行い、0.1㎎/L以上に確保されていることを確認する必要があります。 このような、測定期間や基準値等、数字に関する問題も多く出題されていますので、基本となる数字は頭の中に記憶するようにしましょう。

過去問2:機械排煙設備の構成要素でないのはどれか。

  •  (1)排煙窓
  •  (2)排煙口
  •  (3)非常電源
  •  (4)手動起動装置

正 解:(1)排煙窓

解 説:機械排煙設備は、排煙口、風道(ダクト)、手動起動装置、排煙機、制御盤、非常電源等から構成されます。排煙窓は自然排煙の場合に設けられます。 このような、設備の構成要素に関する問題も多く出題されていますので、基本となる設備の構成要素やその機能については、理解を深めるようにしましょう。

過去問3:電気容量がいちばん大きい医療機器はどれか。

  •  (1)X線CT
  •  (2)輸液ポンプ
  •  (3)人工呼吸器
  •  (4)超音波ネブライザ

正 解:(1)X線CT

解 説:病院設備を管理するうえで、実際に使用される医療機器の電気容量や熱量等をおおよそ理解していることが必要です。特に新しく大型の医療機器を導入する場合には、電気容量の確認や設置場所、法令対応等、施設的にも様々なことを考慮しながら導入する必要があります。特に放射線機器は電気容量も大きく、放射線防護に関する法令にも対応する必要がありますので、注意が必要です。 一般的には、放射線機器、熱を発する機器、動力が必要な機器は、電気容量が大きくなる傾向にあります。このような、医療機器の電気容量に関する問題は数年に一度は必ず出題されていますので、講習会テキストにある、主要な医療機器の必要な電流容量に関する表を確認するようにしましょう。

2021/09/17

ホスピタルエンジニア(CHE)認定試験 今年も始まっています!

皆さん、認定ホスピタルエンジニア(CHE)をご存じですか?今年で記念すべき第10回を迎える認定試験の申込が始まっています。

CHEは病院設備に関する技術系職員を育成するために、平成24年度から「ホスピタルエンジニア認定制度」が創設されています。医療施設の電気・空調・衛生などの設備は、患者さんの療養環境を整え、安全に患者さんの治療や診断を行うために必須であり、その設備の管理・運用を行うことは必要不可欠となっています。さらに医療施設では通常の施設にはない医療機器や医療ガス設備、搬送設備といった特殊設備の管理運営も行う必要があります。特に、手術、集中治療、画像診断と様々な医療機器を使用し、患者さんに安全な医療を提供しつつ、24時間365日稼働し続ける施設の中で、的確に設備の管理運用ができる人材が求められています。

その役割を担うのがCHEであり、CHEを取得することで、医療施設を支える事務系職員や技術系職員が、安全に施設を運営できること、各サービス会社と医療従事者をつなぐ役割を担い、設備の安全管理や効率化といった役割を担っていくことが可能となります。さらに最近では、災害対策や高度な通信技術の導入など、その役割は拡大していくものと考えられます。2020年度認定試験までに、1,209名の方がCHEを取得され、それぞれの現場で活躍しています。(http://heaj-che.org/system/

臨床工学技士等の医療資格を持ちながら取得された方、実際の病院での施設管理に携わる方、建物のメンテナンス業務に携わる方など、さまざまなバックグラウンドを持った方が取得し、その知識を活かして活躍されています。バックグラウンドは違えどCHEを取得した目的は同じ。設備環境の安全な維持管理を通して患者さんの安全な療養環境を提供できるように日々努力されています。これを機に、皆様もCHEの取得に挑戦してみませんか?合格率は例年80-90%ですので、関心のあるどなたでも合格のチャンスはあります。具体的な過去の試験問題の例題と解説は次回特別にこっそり教えますので参考に!

CCE

2021/08/24

病院の水と電気の話 ―病院設備設計ガイドライン-

病院は「水」を大量に使用するという特殊性がありますが、どのくらい使用されているのでしょうか。2009年の調査では病床1床あたり一日1000リットルでしたが、近年は1床あたり一日540リットルという調査結果があるそうです。この10年で減少した背景には、節水器具の導入、患者さんの入浴形態の変化(浴槽使用場面の減少)、洗濯等のアウトソーシング、ディスポ製品の増加(洗浄しない)などが考えられます。
300床の病院では一日162トンの水が使用され排水されるということになりますが・・・イメージはつきにくいですね。

「電気」の対象は照明、動力、通信などです。電気設備が適切に設置され安全な維持管理ができていないと、照明はもちろん、命に係わる医療機器、ナースコールシステムや緊急の院内コールにも危険を及ぼすことになります。医療ガスや空調にも影響があります、これは大変!

病院設備の大きな柱が「水」と「電気」です。当協会ではこの分野の専門家チームによりガイドラインを作成してきました。「病院設備設計ガイドライン(電気設備編)」と「病院設備設計ガイドライン(衛生設備編)」は最新の法や規格、情報を丁寧に読み解き2021年3月に改訂版を発刊したばかりです。
病院の設計・建築に係る方、設備の維持管理に係る方、病院で業務をする方に役に立つ情報満載です。

当協会のホームページでも概要と目次を見ることができます。ご覧ください。
https://www.heaj.org/pdf/eisei-2021.pdf(衛生設備編)
https://www.heaj.org/pdf/denki-2021.pdf(電気設備編)

毎年のように被害を繰り返している水害、この対策に関する項目もありますよ。該当ページをチラ読み紹介します、どうぞ。

広報委員 K.S

pdf
水害対策.pdf

2021/08/04

ビッグサイトで会いましょう!

こんにちは。
日本医療福祉設備協会のホームページをご覧いただきありがとうございます。
皆さまに、この協会のことをもっと身近に知っていただきたく「あなたのそばの設備協会(HEAJ)」のページを開始することにしました。当協会の広報委員会のメンバーが担当します。お付き合いいただきますよう、よろしくお願いいたします。

今回が第一回目です。
まず、準備が佳境に入っている学会の紹介から。
昨年の学会は初のリモート開催となりましたが、今年の記念すべき第50回日本医療福祉設備学会は万全の感染防止対策のもと、11月25,26日東京ビッグサイトで開催します。
医療・福祉に係る人、建築・設備に携わる人、そこで活躍をする人、そのサービスを享受する人など、広い範囲の多岐にわたる職種が一堂に会するのがこの学会の特徴です。

昨年は、COVID-19に関する最新情報や実態の報告をタイムリーに発信しました。今年はさらにこれを深めた検討をしていきます。キーワードは、地域医療体制・感染対策・BCP・SDGs・・・です。 プログラム委員の構成をご覧いただくと、どのような特徴の学会かわかりやすいかも知れません。

詳細は学会ページをご覧くださいね。新しい情報を次々と掲載していきます。
「HOSPEX Japan2021」は学会併設の企業展示会です。広い展示会場で、新しい多様な情報に出会うことができますよ。どうぞお楽しみに!
東京ビッグサイト会議棟からの東京湾の眺めもステキです、これも楽しみ!

広報委員 K.S

日本医療福祉設備学会についてはこちら